真夏のピークはまだ

前回の更新から今回の更新の間に駅のエスカレーターに片側空けして並ぶ人間を口汚く罵る文章を書いていたのだが、呪いとしての完成度が高まりすぎてしまったのか高熱が出てグチャグチャに体調を崩しながら8月を迎える羽目になった。研究をすすめるぞ〜とモチベーションは仕上がっていたのだけれど発熱と消化器の不調が続いて寝込んだ流れでやっぱりだらだらしています。

 

そういうわけで見せられない邪悪でべとべとな下書きがこびりついたまま8月はもう通り過ぎていきそうだ。成長するということにコンシャスな方にはぜひ罵倒語のボキャブラリーが増えることも成長と呼んでいただきたい。過去のどの夏とも同じように、この夏もまた私とあなたにとってメモリアルなものでなければならないのでそこんとこよろしくお願いします。

 

そして、人を呪わば穴二つだができれば穴だけじゃなく保険証も持っておいたほうがいいということも主張しておきたい。ふらふらの夜の休日診療所に行って医療費を10割負担することによってしか得られない経験値もあるとは思うが、単純に「しんどいよ〜〜」になってしまうので。なりました。もう元気です。(ついでに「お勤め先は…?」「ヤ、学生です…」というやりとりもあり、24歳の夏休みも無事にギアを上げました。そういえばもう4ヶ月も自転車に乗っていなくて、こんなに長い期間自転車に乗っていないのは6歳で自転車に乗れるようになってよりのち、無かったことだ。たしかにチャリを漕ぎ続けていた。そして、おれにとってその季節はいまや終わってしまったものなのかもしれない。最近は毎日地下鉄に乗っています。→冒頭の話題に戻り1万円支払う)

 

働いていなくて長い夏休みをもらったうえでだらだらしていると(ちゃんと勉強はしているので大丈夫です。何が大丈夫かは分かりませんが…)こういうことしか考えられなくて嫌だね。青さを、あるうちにめちゃくちゃぶん回してやるんだぜと思っていて、そういう姿勢にあとで首を絞められても別に構わないとさえ思う若さの原理主義みたいになっちゃってるけど、もうかなり首が絞まっている。延長戦の青春は腐るのがたぶんめちゃくちゃ早い。まだこういうことが言えるうちはずっとこういうことだけを言うと思うし、やっぱりずっとこういうことばかりを言っておきたいのだけど。

 

ともあれ、まだ働いていないのでぶん回せると信じています。

ちなみにフジファブリック聴いていません。とうとうこういう夏があるのか。まだやってないことが多すぎるのでわからないです。ぽんぽんが回復してからは広島に行き、cero presents traffic、藤田嗣治展、バーレスク東京などに行き、映画館で「カメラを止めるな!」と「AKIRA」を観ました。感想がたくさんあるから会ったら話そうぜ。

 

毎日のようにエスニック料理を食べています。

 

さて、近況報告は続き『短歌研究』9月号に短歌が2首掲載されました。短歌研究新人賞に30首連作を応募したものから2首選歌されたもので、「予選通過」2首掲載は応募者全員サービスですが活字になるとうれしい。ありがとうございました。各誌の新人賞発表号は隅から隅まで読むけど特に『短歌研究』はこうして応募者ほぼ全員の歌が何首か載るので読み応えがある。

 

はつなつの代々木の原の清けさや国立冷やし中華資料館

噴水に手を差し入れて待つ未来男の子にも女の子にもリボン /瀬口真司

 

応募した30首連作全体はまた公開するかもしれません。しなかったらすみません。ではまたのちほど。